こぎんの模様の目数に上下、左右にそれぞれ3〜5目加えた大きさで抜きキャンバスを裁断します。今回は30目の模様を刺しますので40目四方で裁断しました。
こぎんを施す布地の場所を決めて、抜きキャンバスをしつけ縫いします。こぎんを刺している時に抜きキャンバスがずれない様にしっかりとしつけしてください。
今回は「猫の足跡」という30目の模様を刺します。中央の上端から刺し始めます。必ず抜きキャンバスの目数を数えて中心を決めてください。
「猫の足跡」という図案
半分刺し終えたところです。約15分くらいかかりました。多分、遅い方だと思いますが、焦らずに丁寧に刺しましょう。
のこり僅かです。
刺し終わりました。でも、まだ完成ではありません。
刺し終えた後、裏側で数回糸をくぐらせて留めます。余分な糸は切ってください。
端から一本ずつ丁寧に抜いてください。引いて抜けない場合は抜きキャンバスの糸を横にずらしてから抜きます。複数本まとめて抜いたり、力任せに抜いたりするとせっかく刺したこぎんの模様が崩れてしまいます。ゆっくり丁寧に抜いてください。
上下、左右、抜きやすい所を選んで抜いてください。
裁断、しつけが5分、こぎんを刺すのに約30分、抜きキャンバスを抜くのに20分くらいでした。男の手仕事ですからこんなもんでしょう。特にキャンバスを抜く時にはゆっくり丁寧に作業する事を心がけてください。